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ピラティスで胸椎の伸展が出ない原因は、前鋸筋かも!?

2025.01.03

ピラティスで胸椎の伸展が出ない原因は、前鋸筋かも!?

胸椎が硬い…その原因は思わぬところに

ピラティスをしていて、胸椎が動かしずらいなと感じることはありませんか。
ピラティスだけに限らずに、普段の生活の中で、猫背や肩こりなどが気になる方も、胸椎が固くなっている可能性が高いです。
その胸椎ですが、実は、胸椎の動きに影響する筋肉の1つに前鋸筋があります。

前鋸筋が胸椎に与える重要な役割

1. 肩甲骨の安定性を高める

胸椎の伸展時、肩甲骨が過剰に動いたり内側に寄りすぎると、胸椎の動きが制限されます。
前鋸筋が働くことで肩甲骨が安定し、胸椎の伸展がスムーズに行えます。


2. 肋骨と胸郭のサポート

前鋸筋は肋骨とつながり、胸郭の動きに影響を与えます。
前鋸筋が適切に使えると、肋骨の内旋や胸郭の開放感が増し、胸椎の伸展を助けます。


3. 首や肩への負担を軽減

胸椎の伸展が必要な動きで前鋸筋が働くと、僧帽筋上部や肩周りの余計な緊張を減らせます。これにより、胸椎の動きがさらに自然になります。

このように前鋸筋は、肩甲骨の動きを安定させながら胸郭全体をサポートする筋肉であり、胸椎の動きを出すのに重要な役割を担っています。

前鋸筋を目覚めさせる簡単エクササイズ

前鋸筋の感覚を取り戻すのに有効なご自宅でも取り入れられるエクササイズを一つご紹介します。

ウォールプッシュ
方法:
壁に向かって立ち、手を肩幅程度に広げて壁に置きます。
手で軽く壁を押すようにして、肩甲骨を前に押し出す感覚を掴みます(肩がすくまないよう注意)。
そのままゆっくり元の位置に戻します(肩甲骨を軽く引き寄せる感覚)。
10~15回繰り返します。

ポイント:
・肩甲骨が外に広がる感覚を意識すること
・胸が落ちないようにし、肩や首に力を入れない

胸椎を柔らかくするために前鋸筋を活用!

前鋸筋の感覚を取り戻すことで、胸椎の伸展がスムーズになり、姿勢改善や肩こり解消にも繋がります。
まずは、小さな動きから前鋸筋の感覚を取り戻していきましょう!