身体が柔らかくなるとは?〜ピラティスで柔らかくなるのか〜
2025.05.23

「硬い身体」を変えたい、と思うとき
「身体が硬いんです」と言う人の多くは、"もっと柔らかく動けるようになりたい"という思いを持っています。
でも、“柔らかくなる”とは一体どういうことなのでしょうか?
ピラティスの視点から見えるのは、それが単なる柔軟性の問題ではなく、身体の使い方・感覚・意識の在り方の問題だということです。
柔らかくなるには、ただ伸ばせばいいわけじゃない
多くの人が「ストレッチを頑張れば柔らかくなる」と思っていますが、実際はそれだけでは不十分です。
そもそも、なぜ“硬く”なるのか。その理由に目を向けてみましょう。
1. 使いすぎている筋肉と、使われていない筋肉の差
たとえば、長時間のデスクワークでは、肩や股関節まわりの筋肉が常に緊張しやすくなります。
その一方で、姿勢の悪さから体幹の深層筋(インナーマッスル)などは使われなくなります。
このような使いすぎと使われなさのアンバランスが、筋肉を縮こまらせ、結果として“硬く感じる”原因になるのです。
2. “守り”としての硬さ
身体はケガや不安定さから身を守るために、あえて動かさないという防衛反応を取ることがあります。
たとえば過去のケガや姿勢の癖によって、「ここは危ない」と無意識に判断し、関節や筋肉の動きを制限するのです。
これは、“筋肉が硬い”というより、“脳が硬さを選んでいる”とも言えます。
感覚が目覚めると、柔らかさが動き出す
ピラティスでは、「感じる力」が動きの質を決めると考えます。
柔らかく動ける身体は、自分の身体をよく知っている身体です。
緊張しているところ・サボっているところを感じ取ることで、はじめて調整ができるようになります。
また、呼吸とともに行う動きは、ただ筋肉を伸ばすのではなく、力を抜く練習にもなります。
つまり、ピラティスとは
「動かす力」だけでなく、「感じて緩める力」を身につける事ができます。
その先にあるのが、本当の意味でのしなやかさです。
“柔らかさ”は、技術よりも意識から
変化は、筋肉だけでなく、自分の思い込みや習慣を変えることでもあります。
「私は硬いから…」という思考を手放し、自分の感覚を信じていくこと。
それはまさに、ピラティスが提供している「気づきの時間」なのです。
“硬い身体”の裏にある、使い方・守り方・感じ方に目を向けてみませんか?
柔らかさとは、外から与えられるものではなく、自分の中にあった感覚と繋がることで育っていくものです。
———————————————————————————
Pilates studio KLAR *ピラティススタジオクラール
田園都市線桜新町駅 徒歩5分
田園都市線用賀駅 徒歩10分
/
キャンペーン実施中 !
\
ピラティスの本場ニューヨーク•カリフォルニアでの経験からインスピレーションを得たこだわりのプライベート専門スタジオ。
落ち着いた空間で体から心をクリアに整える贅沢な時間をご用意しています。
✴︎体験レッスン受付中✴︎
体験予約はこちら