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ピラティスで知る「動きがツラいのは弱いからじゃない」本当の原因は“使い方”にあります

2025.11.28

ピラティスで知る「動きがツラいのは弱いからじゃない」本当の原因は“使い方”にあります

運動や姿勢の悩みがあると、多くの方が
「私、筋力が弱いのかな……」
と不安を抱きます。
しかし、ピラティスのレッスンをしていると、
“弱い”のではなく、ただ“使い方を知らないだけ”
というケースがほとんどです。

ツラさの正体は“筋力不足”ではない

日常生活の姿勢やクセによって、
本来働くべき筋肉が働けない状態になっている方はとても多いです。
例えば、
•肩や首に力が入りやすい呼吸
•反り腰や猫背による重心の偏り
•無意識に関節へ体重を預けてしまう姿勢
こうした積み重ねにより、
“筋肉が弱い”のではなく、
“使いたい筋肉が使える環境が整っていない”
状態になります。

力を入れても変わらない理由

動きがツラいと感じると、私たちはつい“固める”方向に頑張りがちです。
しかし、固めるほど動きは制限され、
かえって別の場所が代わりに頑張ってしまいます。

必要なのは筋力ではなく、
•呼吸
•骨の位置
•重心の流れ
といった 身体の準備 です。
この準備が整うと、必要以上に力まなくても自然と動きが変わり始めます。

ピラティスは「使い方を取り戻す」メソッド

ピラティスの特徴は、動く前にまず整えること。
例えば、
•肋骨を柔らかくする呼吸
•骨盤の向きを整えるワーク
•過剰に緊張している部位をゆるめること
•小さな動きで眠っている筋肉を呼び起こすこと
このプロセスを通して身体が「本来の使い方」を思い出し、結果として動きが軽やかになっていきます。これは、ただ回数をこなすトレーニングとはまったく異なるアプローチです。

「弱い」ではなく、「まだ知らない」だけ

うまくできない動きがあると、
「私には向いていないのかな」と不安に感じることもあると思います。
でも、それは 弱さではなく、まだ知らないだけ。
ピラティスはその“知らなかった部分”を見つけ、
気づきを通して動きを再構築していくメソッドです。
だからこそ、続けるほど身体が軽く、
“できなかった動き”が自然にできるようになっていきます。


身体が変わる第一歩は、
筋力をつけることより、
自分の身体を正しく使えるようになることです。

もし今、動きがツラいと感じていても、
それはあなたの身体に伸びしろがあるサイン。
ピラティスを通して、
“できない”からではなく
“知らなかった”から変わる身体づくりを、一緒に育てていきましょう。