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インストラクター向け ニュートラルポジション

ピラティスで耳にする「ニュートラル」に身体を導くポイントとは

2024.02.23

ピラティスで耳にする「ニュートラル」に身体を導くポイントとは

ニュートラルポジションとは

ニュートラルは、身体にとっての「中立、中間」という意味。
身体に負担がかからず、身体全体が調和して動いてくれるポジションになります。

ニュートラルが取れるようになると身体が機能的に動くようになるため、
肩こりや腰痛などの改善が期待できたり、
一部の筋肉に負担がかからなくなるため疲れにくくなるなどのメリットがあります。

背骨のニュートラルは、手段でなく、結果。

背骨のニュートラル=S字カーブを意識しようとするあまり
身体を固めてしまっていませんか?

背骨のニュートラルは、結果的に導きたいポジションであるため
ニュートラルでエクササイズをすることが、
普段の姿勢のニュートラルに近づくとは限らないのです。

背骨は約24個の椎骨で構成されています。
その間には椎間板と呼ばれるゼリー状のクッションがあり、
このクッションによって背骨の細かい動きが可能になっています。

ニュートラルを作ろうとするあまり、
背骨を固定してしまうと
せっかくの背骨の動きが制限されてしまうことになります。

そのため、背骨の動きは最大限出した中で、
ニュートラルをとれるようになることが大切なのです。

では、どうしたら背骨の動きが制限されない中で、
ニュートラルポジションを取ることができるようになるのでしょうか。

身体を伸ばしながら使うことが大切。

背骨を固めて使うのではなく、「伸ばしながら」使うことで、
背骨の可動域を最大化させて、
結果的にニュートラルな姿勢で日常生活を過ごすことにつながります。

伸びの意識によって、
背骨がつぶれることなく、外からのさまざまな力を受け止めることができ、
身体をよいポジションに保つことができるのです。

身体を「伸ばしながら」使うというプロセスによって、
結果としてニュートラルポジションに入りやすくなるのです。

そのため、ピラティスでは「身体を伸ばしながら使う」ということが
とても大切なポイントになるのです。

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