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ニュートラルポジション ピラティスの効果 初心者

変わろうとすると、うまくいかなくなる理由〜ピラティスで考える「不安定さ」は間違いではない〜

2026.05.08

変わろうとすると、うまくいかなくなる理由〜ピラティスで考える「不安定さ」は間違いではない〜

新しい動きをしようとしたとき、
うまくできなかったり、違和感を覚えたりすることはありませんか。
これまでできていた動きが急にやりにくくなる。
むしろ前より不安定に感じる。
ピラティスのレッスンの中でも、
「前のほうができていた気がする」と感じる方は少なくありません。
その変化に対して、
「やり方が間違っているのではないか」と不安になることもあるかもしれません。
しかしその感覚は、
身体が変わろうとしているサインである可能性があります。


・変えようとすると崩れる理由
身体の使い方を変えようとするとき、
これまで無意識に頼っていた筋肉や関節の使い方が通用しなくなります。
例えば、
本来は体幹(インナーマッスル)で支えるべき動きでも、
これまでは肩や腰など一部で支えていた場合、
その“代償動作”を手放した瞬間にバランスは崩れやすくなります。
一見すると「できなくなった」と感じる状態ですが、
実際には“正しい使い方に近づいたことで、誤魔化しが効かなくなった状態”とも言えます。
この段階では、
身体は新しい支え方をまだ習得していないため、
一時的に不安定さやぎこちなさを感じやすくなります。

・不安定さは「変化の途中」で起こる
これまでの動き方から離れ、
新しい身体の使い方を探しているとき、
身体は一時的に“拠りどころ”を失います。
ピラティスではこの状態を、
「コントロールを学び直している過程」とも捉えます。
安定していたのは、
本当に身体が安定していたのではなく、
特定の場所に負担を集中させることで“保たれていた安定”である場合も少なくありません。
その支えが外れたとき、
一時的に不安定になるのは自然な反応です。
そしてその不安定さの中で、
少しずつ全身で支える感覚や、
より効率的な動きが再構築されていきます。
つまり、不安定さは失敗ではなく、
身体がより良い状態へ移行している途中のサインなのです。

・崩れることの中にある「学習」
大切なのは、崩れないことではありません。
崩れたときに、
どこに戻るのか。
どのように立て直すのか。
そのプロセスを繰り返すことで、
身体は“コントロールできる状態”を学習していきます。
ピラティスで大切にしているのは、
ただ形を整えることではなく、
変化に対応できる身体を育てることです。
崩れることを避け続けると、
身体は同じパターンに留まり続けてしまいます。
だからこそ、
変化の中で起こる揺らぎを否定せず、
その感覚に気づいていくことが重要です。


・身体を変えるために必要なこと
身体を変える過程では、
一時的に「できなくなる感覚」や「不安定さ」は避けられません。
しかしそれは後退ではなく、
より自由で無理のない動きへ向かうための通過点です。
ピラティスを通して、
崩れることを恐れるのではなく、
その中で何が起きているのかを感じ取ること。
その積み重ねが、
結果として安定した身体、そしてコントロールできる動きへとつながっていきます。