コラム

１男性がピラティスに行っても大丈夫か

最近日本では空前のピラティスブームです。
大手のピラティススタジオがたくさんできています。
広告で見た方も多いと思います。

姿勢改善ならピラティス、腰痛肩こりの改善ならピラティス、
というような言葉を聞いて密かに気になっている方も多いのではないでしょうか。

しかしピラティスはヨガの親戚みたいなイメージがあり、
男性でもできるのかな、他のお客さんが女性ばかりで浮いたりしないかな、
という不安もあると思います。

このコラムでは男性がピラティスに行って大丈夫か？という疑問に答えていきます

結論、ピラティスに行って大丈夫です！
理由を２つ説明していきます。

２理由①身体の固さは関係ない

・男性は身体が固い
男性は一般的に筋肉の量が多く、骨も太い傾向があるため、
身体の各関節が動きづらい＝身体が固い状態になりやすいです。
そんな状態でヨガやストレッチの「１８０度開脚！！」のようなイメージが
ピラティスにあると、はたして自分にできるかと不安に思うかもしれません。

・ピラティスをするのに柔軟性は必要ない
ピラティスを始めてやる人は安定感のあるポジションで
身体の小さな動きの質を高めていくことから始めます。
正しい動きを少しずつ学んでいきながら、
着実に身体を動くようにしていきます。
多くの男性が苦手とする股関節の柔軟性も、
ヨガに比べてピラティスはかなりマイルドです。
ヨガの上級ポーズのような柔軟性は全く必要ありません。

・ピラティスマシンがサポートしてくれる
またピラティスは特殊なスプリングを使った専用のマシンを使い、
身体を伸ばすように使う方法を学べます。
その結果、マシンにサポートされながら、
無理なく、自然に身体のしなやかさと強さを引き出していきます。

３理由②最近は男性も増えてきている

・ピラティスは元々男性が作ったもの
実はピラティスメソッドを作った創始者は、
ドイツ人の男性ジョセフ・H・ピラティスです。
第一次世界大戦時には戦傷者のリハビリにも彼のメソッドが使われて、
患者が驚異的な回復をしたことが有名です。

最近では男性の健康意識・美意識も向上し、
コロナ禍により身体的・精神的負担を感じる方も多いためか、
心身の健康を求めてピラティスを始める男性が増えているようです。
ピラティスをやる人の１／４が男性というデータも聞いたことがあります。
どうしても気になる場合はプライベートレッスンならば、
グループレッスンで女性に囲まれて、、のようになることがなくて安心かもしれません。

４むしろピラティスをやったほうが良い理由

・活力が湧いてくる
現在、１日９時間以上のハードワークをして疲れ切っている人も多いと思いますが、
ジョセフ・ピラティスが生きた時代もそのように仕事で疲れ切っている人が多くいました。
ピラティスはハードな仕事をやった後にも、
活発に趣味や娯楽に打ち込めるエネルギッシュな身体と心を作ります。
これは身体を効率的に使う方法を学んだ上で強化していき、
脳をバランスよく使うことで心も整ってくるためです。

・肩こり・腰痛の改善
身体の不調は身体からのSOSのサインです。
「その身体の使い方は続けるとあまり良くないです、身体を害する可能性がありますよ」
ということを痛みや不快感という人間にとってマイナスの感覚で教えてくれています。
そして「身体の使い方」というのは、
身体の１つの部分の動き・筋肉を改善するだけでは良くならないことがほとんどです。
なぜなら身体は全体として連動して動いていて、
身体の１か所のバランスが崩れていれば、
それを補うように他の場所もバランスが崩れていくためです。
ピラティスの特徴として「全身性」というものがあります。
たとえ腕のエクササイズをしていても、
体幹のインナーマッスルを働かせて良い姿勢を取り続けます。
これが身体全体を良いバランスで使うための工夫なのです。

・姿勢改善
ピラティスが姿勢改善に有効という話はかなり一般的になってきたと思います。
正しくピラティスをしていると心地の良い正しい姿勢というのが自然と身についていきます。
これは様々な動きを通して身体の感覚が研ぎ澄まされていくためです。
身体が偏ったポジションにいるときに自然と修正できるようになります。

５ピラティスにはどんな服装が適しているのか

基本的にジムで着るようなTシャツ・ジャージや半ズボンでOKです。
ダボっとするようなパーカーやフード付きの服は避けたほうが良いです。
動きづらいですし、インストラクターも身体がどうなっているか見えづらいためです。

６男性はどんなレッスンを受けた方が良いのか

男性は筋肉の量が多く身体が固い方が多いので、
バネで身体を伸ばすように扱うことを学べる
マシンピラティスで始めるのが適しています。
特に身体の悩みがある場合は、
プライベートレッスンで自分に合わせたメニューを
組んでもらうのが良いです。