骨盤のニュートラルはなぜ難しい?難しい理由と意識の向け方を解説します
2024.03.29
骨盤のニュートラルが難しいと感じる方は多いのではないでしょうか。
その理由として、骨盤は不安定になりやすことがあげられます。
骨盤をニュートラルに保つためには、
腹部にあるインナーの筋肉を使う必要がでてきます。
そのインナーの腹部が正しく使うことができないと、
身体の大きくて強い筋肉、いわゆるアウターマッスルで
身体を支えるようになるので、
骨盤のニュートラルを保つことが難しくなります。
では、どのような意識で「骨盤のニュートラル」を導いていくのがよいのでしょうか。
このときに役立つのがピラティスマシンです。
ピラティスマシンのバネが身体の伸びる方向を教えてくれるので、
身体が伸びた中で骨盤のニュートラルを作り出せるのです。
今回は、ピラティスの基礎となるフットワークの中で
骨盤のニュートラルの意識をお伝えします。
上の写真が骨盤です。
リフォーマーの上に仰向けで寝ていると想像してみてください。
骨盤の真ん中に位置するのが「仙骨」と呼ばれる骨です。
(写真の黄緑色の線の部分)
この仙骨で赤色の矢印のほうにリフォーマーのキャレージを押していくのが、
骨盤のニュートラルを作るための意識となります。
このときにリフォーマーのバネが青の矢印のほうにキャレージを戻そうとする力が働きますので、
それに負けないように仙骨で赤の矢印のほうにバネを伸ばそうとし続けることが大切です。
これがバネに負けてしまったり、
仙骨でバネを伸ばすことができないと、
骨盤が後傾していまったり、
逆に腰が反ってしまったりしていまいます。
そのため、この仙骨で赤の矢印にバネを伸ばす意識が非常に重要です。
仙骨でバネを伸ばそうとすると、
腹部のインナーの筋肉が働き始め、
骨盤が安定した中で、仙骨の前傾を作り出し、
「骨盤のニュートラル」となるのです。
身体の姿勢や動きは、形に当てはめるのではなく、
力の方向をイメージすることで、
機能的に身体を動かしやすくし、
結果的に身体を自然なニュートラルな姿勢に導くことができます。
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