ピラティスが“温活”に効く理由
2025.12.05
急に寒くなってきた今こそ、ピラティスが“温活”に効く理由
気温がぐっと下がるこの季節。
「なんだか身体が冷えて動きづらい…」
「手足だけじゃなく、お腹の中も冷えている気がする」
そんな悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。
実は、ピラティスは単なる“筋トレ”でも“ストレッチ”でもなく、
全身の循環を高め、身体の内側からじんわり温める「温活エクササイズ」 としてとても優秀です。
ここでは、ピラティスがどうして冷え対策に向いているのか、ポイントをわかりやすく解説します。
深い呼吸が「横隔膜ポンプ」を動かし、内側から温める
ピラティスの呼吸は、
胸郭を大きく広げ、横隔膜がしっかり上下する「胸式呼吸」がベース。
この呼吸が続くと…
・血液とリンパの流れがよくなる
・内臓の動きが促される
・体温を作るための代謝が上がる
つまり、呼吸そのものが“内側のヒーター”のスイッチを押してくれるようなものです。
寒い時は呼吸が浅くなりがちですが、
ピラティスでは自然と深い呼吸に戻る=冷えにくい身体づくりにつながります。
インナーマッスルの活性化で「体幹の温度」が上がる
冷えを感じる方の多くは、実は インナーマッスルがうまく働いていない ことが多め。
ピラティスで特に使うのは
腹横筋・多裂筋・横隔膜・骨盤底筋群
といった体幹の“深層筋”。
これらが活性化すると…
・体幹の温度が上がる
・姿勢が整い、血流が改善する
・内臓の位置が安定し、代謝が落ちにくい
インナーが使えるようになると、ただ立っている時、歩いている時でも
“じんわり体が温かい”感覚が出てきます。
小さな動きでも身体の奥が熱くなる理由
ピラティスは一見ゆっくりで、動きも小さめ。
「これで温まるの?」と思われがちですが…
インナーが刺激される → 神経系が働く → 全身の筋肉の連動が起こる
という流れができると、
表面の筋肉だけを動かすよりも深い熱が生まれます。
運動後はもちろん、翌朝の身体の軽さや温かさに驚く方も多い理由です。
温活としてピラティスを始めると期待できる変化
・朝起きた時の身体のこわばりが減る
・手足だけでなく、お腹まわりの冷えが改善しやすい
・姿勢が整い、呼吸がしやすくなる
・日中の代謝が上がり、“冷えにくい習慣”が定着する
・むくみやすい脚がスッと軽くなる
「体重は同じなのに、身体が軽く感じる」という声も多く、
これは循環がよくなっているサインです。
冬は“動く瞑想”で身体をあたためる季節
ピラティスは、
呼吸に意識を向けながら、身体の中を丁寧に動かしていく“動く瞑想”。
寒さで縮こまりがちな冬だからこそ、
ゆっくり呼吸して、インナーを温めて、
身体の風通しをよくしてあげる時間がとても大切です。
身体の内側からじんわり温まる感覚を、ぜひ体験してみてください。